FF15が「ティアキンの失敗」をしなかったのはクリエイターのセンスと熱意の差だと思う

上のスレを立てて色んな人の原因をヒアリングしつつ、最終的に思ったのがクリエイターのセンスとか熱意の差なんじゃないかと

言葉を選ばずに言うとティアキンは製作者の作ったゲームを金払って消費する行為でしかない

対するFF15は開発費が体験に釣り合ってないので消費行動が成立してない
作り込みの濃淡がめちゃくちゃで、ゲームのサラダボウルに飛び込んだ感じ

ティアキン(多分ブレワイも)は計画的に、コンセプトをもって、機械的に作られた、ただの工業製品
消費して終わり

これを俺は「ティアキンの失敗」と名づけてみてる

だけどFF15は違う
まずそこに生きたプロジェクトが存在してるがコンセプトなんて誰もわかってない
色んなクリエイターがオブジェクトを作り込み、AIが作り込み、ミニゲームを、マリオアクションを作り込んで、見えない暗闇の中、答えに突き進んだ産物

生きてる何かなんだよな
だから分からないし、面白い
スタッフと一緒に解釈生々しい未知のプロジェクトに触れる体験

「本当は下らない新しさ」や「俺がクリアした素晴らしい新しさ」を目指したティアキンとは対照的に、
FF15は「偽の新しさ」じゃなくて「本気で新しいオープンワールドのあり方」に挑んじまった

イベントの密度やインタラクト出来るオブジェクトの密度ではなく、
旅そのものをAIによってアップデートしナラティブな冒険に作り替える
という構想だ

ほんとなんなんだろうな、この差は
クリエイターのバランス感覚なのかね