任豚(0)「おぎゃーー あうあー (`q’)」 親「あらら、子ガチャ失敗。リセマラしよっ」（キュッ 享年15秒

10ヶ月後
ニシオ3号(0)「おぎゃーー あうあー (`q’)」
親「あらら、今度は指が3本しかない　子ガチャ失敗。リセマラしよっ」（ｷｭｯ 享年15秒

10ヶ月後
ニシオ4号(0)「おぎゃーー あうあー (`q’)」
親「あらら、今度は大脳が欠損！　子ガチャ失敗。リセマラしよっ」（ｷｭｯ 享年15秒

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ニシオ10号(0)「おぎゃーーおぎゃーー (＞＜)」
親「赤ちゃんにしては4500グラムもあって重いしバカっぽい顔してるけどこれで妥協するしかないわね」

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5年後
ニシオ10号(5)「おぎゃーー あうあー (`q’)」
親「お隣のタカシくんは利発そうで5歳にして九九を全部暗証できるのに、うちの子は全くのチエオクレね。豚みたいに太るだけ太って5歳にしてもう４０ｋｇ。キュッしてけばよかった」
タカシの親「タカシは頭はいいけど難病をかかえていて心肺同時移植が必要なんです。誰か助けてください（＞＜）」
親「あらー　じゃあうちのニシオのを使っていいわよ〜」

ニシオの残骸は埋められ墓標としてアイスの棒が立てられた。サインペンで「にしお10号居士のはか」と書かれている。
高いアイスではもったいないのでガリガリくん(定価80円)の棒である。
これまでキュッされた1号〜9号までのも並んでいる。

時はたち
ニシオ10号の墓標を前に、タカシは手を合わせていた。
タカシ(18)「ぶじ成長して東大に合格しました。僕がいま生きていられるのはニシオさんのおかげです」
墓標がいつしか近所の子供にいたずらされて「にしお10号居士のばか」に書き換えられていたことに気づいたタカシは、コンビニでガリガリくんリッチ(173円)を買ってその場で食べ、筆ペンであたらしい墓標を作り、差し替えた。

ニシオはいまもタカシくんの中で生きている・・・