多根「PS6・次期Xboxはメモリ高騰で発売延期か。Switch2の優位が加速」

そうした可能性について、実際に「業界の上層部」で協議が行われているとの有力な情報が伝えられています。

著名なゲーム業界インサイダーであるTom Henderson氏は、以前出演したポッドキャスト番組で「メモリの供給状況が次世代機にどのような影響を与えるのかについて、業界上層部で議論が行われていると聞いた」と発言しており、その内容が事実であることを改めて確認しています。

実際、ここ数か月でRAM（メモリ）モジュールの価格は数百％も上昇しました。この傾向が続けば、供給不足がボトルネックとなり、価格はさらに上がる可能性があります。その結果、ゲーム機を大量生産するうえで、競争力のある価格設定が難しくなると見られています。

こうした状況のもと、すでに過去世代より高価格になると考えられていた次世代機が、さらに高額になる可能性も現実味を帯びてきました。一般にゲーム機は、メーカー側が赤字覚悟で販売する補助金モデルが採られますが、それでも吸収しきれない水準に達する恐れがあります。

情報筋によれば、ゲーム機メーカー各社は、当初想定されていた2027～2028年の発売時期から、次世代機を延期すべきかどうかを議論しているとのことです。RAMメーカーが生産インフラを拡充し、供給量を増やすことで、価格が下がるのを待つ狙いがあるようです。

仮に他社の次世代機発売が先延ばしされれば、Switch 2は数年間にわたってハイブリッド機として先行する立場になります。噂されている「PS5ソフトが遊べるPlayStation携帯ゲーム機」、いわば新型PSPの登場を当面意識せずに、据え置き・携帯の両市場開拓をさらに加速できるでしょう。

また、より高性能な他社ハードの投入が遅れることで、マルチタイトル開発者がグラフィック基準を急激に引き上げず、Switch 2への最適化を優先しやすくなる側面もあります。性能競争のなかでSwitch 2が「置き去り」にされるリスクは、相対的に低下すると考えられます。

ゲームおよびデジタルメディア市場調査会社DFC Intelligenceは、任天堂が2025年から2028年にかけてのゲーム機市場をリードすると予測しています。

PS6・次期Xboxはメモリ高騰で発売延期のうわさ。Switch 2の優位が加速か（多根清史） - エキスパート - Yahoo!ニュース

現在、AIブームによる需要増を背景にメモリ価格が高騰しており、現行世代ゲーム機の値上がりが懸念されています。それに加えて、次世代ゲーム機の発売時期が延期されるのではないか、という憶測も浮上していました

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