【天才】レジェンド吉田氏「ゲームを売るコツ、それは高級ブランドとコラボすること、これに尽きる」

まず高級ブランドや特定ジャンルの生活用品コラボはターゲットが狭いですね。新作ゲームを立ち上げた直後には、広い面をカバーしたいので、特定のブランド、特定の製品に提案するのは簡単ではありません。私たちの立場でも提案しやすくなく、相手側もゲームユーザーを対象に多く売れにくいと思うから成り立ちにくいです。

それに比べて「ファイナルファンタジー14」は韓国だけで10年、グローバルでは15年間サービスし、「ファイナルファンタジー」というブランド自体も重量がありますが、「ファイナルファンタジー14」を長くサービスして成長してきた実績があります。多くの方々の支持のおかげで可能だった実績で、その実績のおかげで高級ブランド、ゲームに関係のない製品のメーカーも私たちに実績があるので話を聞くようになりました。

次に、私たちがプーマとのグローバル大型コラボを進めると同時に、日本の伊勢丹デパートとのポップアップストアのコラボも行いましたが、この2つの案件が非常に大きな効果がありました。

プーマは専属デザイナーたちが「ファイナルファンタジー」の多様なリソースをデザインに活用し、心からコラボに取り組んで、頭から足の先まですべての製品を作ってくれました。世界多様な地域のイベントに行ってみると、その製品を着てくる方が多く、私たちのスタッフの中でも普通に着て出勤するやつがいます。スポーツブランドで有名なプーマと、それほど大規模なコラボを進めて実績が出たことが、世界的ブランドに大きなインパクトを与えたと思います。

日本の伊勢丹デパートは、伊勢丹自体がメーカーではありませんが、日本デパートの中でも非常に長い歴史を持つ格式高いデパートです。伊勢丹が手掛ける製品は絶対安心できるというのが世界のお客様にも、高級ブランドにも共有されるのです。ルイ・ヴィトン メンズ店が日本では唯一伊勢丹新宿にありますが、伊勢丹といえるポジションでしょう。

その結果、「ファイナルファンタジー14」だけのポップアップストアを伊勢丹が出し、取引先に紹介してくれる形になりました。 「私たちがこのようなポップアップをするのにあなたたちの製品で「ファイナルファンタジー14」をコラボしてみてはいかがですか」と言います。提案を受けた会社も伊勢丹が紹介してくれれば良い取引先だと信頼してくれ、幅広い範囲をカバーするポップアップストアが実現できました。

そうして進めた伊勢丹ポップアップストアは、これまで私たちがやってきた外部ポップアップの中で圧倒的な売上1位を記録しました。 「鬼滅の刃」より高かったから、もっと言うことはありません。そのように伊勢丹で話題になり、そのニュースが様々な取引先に伊勢丹を通じて伝えられて「私たちもしたい」とますます増えて現在の「ファイナルファンタジー14」につながりました。